人手不足の原因

 

先日、金沢へ行ってきました。

金沢は、父の実家があるところで、小さい時はよく行きましたが、祖父が亡くなった後の13回忌以降、行っていませんでした。

新幹線で行きましたが、とても便利で、楽で、早くなりました。

但し、トンネルが多く、電波が通じないため、ネット環境は最悪です。電話やパソコンでネットなどが出来ません。

駅はとてもキレイになっていて、ビックリしました。

久々の金沢でしたが、特にどこを見ることもなく、用事を済ませて直ぐに帰りました。

でも、街なかを車で走っていると、懐かしさも感じつつ、活気もあるなと感じました。外国人観光客も多く見られました。

金沢の道は、細い道や曲がりくねった道が多いです。これは、戦中に空襲を受けていないので、昔の道がそのまま残っているからです。

今となれば、それも良い味だなと思いました。

新幹線効果で、ホテルの宿泊料金も上がったそうです。人が動くということは、それだけ、お金が動くということ。

良いことだと思います。

アルバイトの時給が上がっているようです。求人募集しても、人が来ないようです。求職者としては、良いことなのですが、経営者側からすると頭の痛いことです。

人出不足により、給与が上がり、所得が増えるので、消費は増えます。でも、生産人口が減少しているので、消費はそれほど上がらないと思われます。

そうすると、企業間競争が続き、給与上昇分を売り上げに転嫁出来ない状況が続きます。

そうなると、近いうち、企業の経営が圧迫され、景気が後退するかもしれません。

政府は、女性が働きやすいまたは、働くような環境を整備することで、生産人口を増やそうとしています。

税金面では、配偶者控除を廃止する動きがありますが、これも生産年齢人口を上げるための施策です。

人出不足は、物価上昇だけでなく、生産年齢人口の減少も原因です。

生産人口、32年ぶり8000万人割れ 65歳以上25%超す (日経新聞)

2013年より、生産年齢人口は減少しています。団塊世代の働く人が、続々と定年を向かえて、働く人が急激に減っています。

また、景気が後退する要因は、人口減少ではなく、生産年齢人口の減少です。

生年齢人口を上げることで、消費・雇用の維持が図られ、GDPも維持が出来ます。

働ける人は、働きましょうということです。

 

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