消費税増税は反対です。

 

私は、以前から今のタイミングでの消費税増税は反対し続けました。何故なら、デフレ時に消費税を増税すると、景気が更に悪化するからです。

以前、私が消費税関連について書いた、旧ブログの記事です。

http://ma20111010.blog.fc2.com/blog-date-201309.html

http://ma20111010.blog.fc2.com/blog-entry-156.html

http://ma20111010.blog.fc2.com/blog-date-201310-3.html

http://ma20111010.blog.fc2.com/blog-date-201310-4.html

政府の当初予想をかなり下回る水準で、景気が低迷しているのではないでしょうか。

私は経済学者ではなく、コンサルタントですが、仕事上、景気動向は気になるところなので、色々と調べたり、状況を色んな人に聞きます。

私は経済の専門家でもなんでもないので、1つの意見として捉えてもらえればと思います。

GDP予想について、IMFは9月に、15年の日本のGDPを、7月の見通しから、0.7%下げ、0.9%としたとの報道。

消費者物価指数8月は、前年比3.3%増

8月の家計調査報告の消費支出は、前年同月比 実質4.7%減少、名目で0.9%減少

また、勤労者世帯の実収入は、前年同月比 実質 5.4%の減少、名目 1.6%の減少

実質は、物価変動なしで、名目は物価変動を加味していると理解下さい。

物価が上がり、消費支出が減少し、実収入が減少。予定どおりの状況のスタグフレーション?ともいえる状況です。

このような状況が続くと、値下げ競争が始まり、またデフレに逆戻りになってしまいます。デフレは、人件費がコスト高となり、失業率が高まります。

10月に入ってから、色々な金融機関から話を聞くと、中小企業の景況が良くなっているというより、悪化しているとの話が増えています。

車も売れてませんね。飲食店も、9月の客数・客単価は落ちています。

住宅はもっと売れていません。8月首都圏マンション発売は49.1%減、契約率19カ月ぶり70%割れ

14年8月の新設住宅着工戸数は7万3771戸で、前年同月比12.5%減となり、6カ月連続の減少。

耐久品は、増税の反動が激しく出ています。住宅は、去年の8、9月の駆け込み需要があったと思われるので、50%減と出てしまったと思われます。

都心の商業地を除いて、土地・建物の売買が減っています。

色々と調べたり、聞いたりすればするほど、今、2%増税をしてしまうと、景気が更に悪化すると思います。

景気が悪化すると、税収が減ります。また、消費税の滞納も増えます。税金の中で、滞納額が高いのは、消費税です。次に申告所得税です。

https://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2014/sozei_taino/index.htm

新規滞納額は、消費税がダントツですね。今後、もっと増えると思います。起業の消費税納付額が1.6倍に増えて、デフレに再突入すれば、滞納者はものすごく増えると思います。税収総額が増えても、未納が増えれば、意味がありませんね。

因みに、前回の消費税増税時には、消費税未納額は大きく増えました。

私は消費税を上げるなと言っておらず、景気が良くなりそうな時に、増税することは、景気の腰折れとなります。

景気の上昇をハッキリと指標で確認した上で、増税すべきではないかと思います。

今から、復活すために頑張っている中小企業も沢山います。復活するためにも、好景気というエンジンを使わないと、復活できない会社も沢山あります。

3%増税するかしないかは、12月に首相が判断するそうですが、是非とも、消費税増税を延長してもらいたいと思います。