会社は安定期に入ると、現状に満足し、リスクをとることを恐れ、新しいことにチャレンジしなくなったりします。
そして、売上が減少し始めた時に慌てて色んなことをし始めますが、思いつきや、付け焼刃のことばかりやり、上手くいかない。
そうするうちに、どんどん経営が悪化。不安に感じた有能な社員が辞めていき、会社にはチャレンジ精神や新商品開発能力がなくなる。
人、カネに余裕がないため、若い社員の採用ができず、社員の高年齢化がドンドン進む。
そうなると、魅力ある商品が作れず、既存の商品で会社を維持する。気付いたら、やる気のない現状維持の社員ばかり。
更に売上が減少。経営悪化。
一発逆転の商品を考えようとするが、社内に考えて行動する社員はいない。
そうして、更に経営が悪化し、ついに倒産。
これは、実際にある話です。
会社も人も守りに入ると、新しいことにチャレンジしなくなります。
しかしながら、守るとは、攻めることです。
攻めていかないと守れません。守るものは、会社に関わっている人や企業です。
攻めは儲かっているうちにやらないとダメです。
儲かっているうちにやる理由は、余裕を持ってやれることで、戦略的かつ長期的に商品開発ができること、失敗しても資金的に余裕があるので、どんどんチャレンジできることです。
経営が苦しくなってからやると、お金がない、人がいない状態であり、良いものを作ることができません。
失敗できないので、思い切った投資ができず、目先の対応ばかりになり、結果として失敗しやすし、効果が出ない。
失敗した時は、責任の押し付け合いになり、チャレンジする人がいなくなる。
こんな会社をたくさん見てきました。
儲かっている時に、チャレンジする。守るということは、攻めることです。
投資する際は、財務面から投資シミュレーション、投資可能額、投資期間を決めてやります。
計画なく投資すると、お金がどんどん出ていき、どこでやめて良いか誰も決断できなくなります。
失敗を認めたくない社長や役員が、ダラダラと投資を続け赤字垂れ流すケースはたくさんあります。
始めに決定事項として、投資額を決め、投資額をオーバーした場合は、その投資を辞めるという決定を事前にしておく必要があります。
但し、研究などの長期化するものについては別です。必要な資金計画を立てる必要はありますが。
投資を続けることは、成長すること、成長するということは、会社を維持することです。
現状維持は、衰退の始まり。
そのためには、攻めていかなければなりません。
先日、お客さんの社員の結婚式に参加するため、那覇へ行ってきました。
那覇は、夏でとても蒸し暑かったです。東京も夏へ向けて、これから蒸し暑くなってくるのでしょうね。