人は、冷静に物事を判断できないことがあります。
特に、自分が不利な状況になればなるほど、冷静に判断できなくなります。
何故でしょう?
自分の利得や保身を優先して考えるからです。
人間は、自分が不利な状況になればなるほど、自分を守るためにどうすれば良いかを考え始めます。
間違ったことでも、間違っていないと思い込んで進めます。
これは、人間の本能でもあります。
そのため、間違った行動とはいえず、自分を守るための行動は、正しいとも言えます。
でも、それがトップだったらどうでしょう?
自分の保身のために、経営方針を変えたり、間違ったやり方を進めたりしたらどうでしょう?
会社が経営危機に陥るかもしれません。
社員を路頭に迷わせるかもしれません。
それは、トップとしてやってはいけないことだと思います。
トップは、時には本能部分を捨てて、理性部分で、純粋に今起きている事象を見て、冷静に判断し、実行する必要があります。
それが、トップの役目だと思います。
大脳古皮質より、大脳新皮質を働かせるイメージです。
純粋な目で見るというのは、今起きている事象を自分の保身や利欲という心のフィルターを通さず見て、判断することです。
純粋に物事を見始めると、正しい方向性が見えてきます。
純粋に見て、行動するようになると、正しいジャッジができます。そして、良い循環が生まれます。
そうすと、不思議なことに、今まで悩んだり、辛いと感じていたことが、悩まなくなり、辛くなくなったりします。
この体験、トップも必要ですが、他にもとても必要な人達がいます。
誰でしょう?
我々のような、経営者にアドバイスする人たちです。
我々のような立場の人達こそ、純粋な目で見る努力をし続けることが大事です。
そうすることで、正しく、本気のアドバイスができます。
画像は、鳥取砂丘です。
何だか、純粋な気持ちになれませんか?