代表者保証なしを勝ち取る方法

代表者保証なしの借入は、去年の代表者保証に関わるガイドラインが出来たあと、交渉がしやすくなりました。

私のクライアントで、債務超過を解消した次の期で代表者保証なし融資を受けた企業があります。

全借り入れのうち、代表者保証なしの割合は約40%となりました。

代表者保証がない借入は、経営者個人を守るために是非とも勝ち取りたい融資です。

但し、代表者保証借り入れが出来る条件として、

①法人個人の一体性の解消(例:法人から経営者への貸付等による資金の流出の防止等)

②財務基盤の強化(例:業績が堅調で十分な利益(キャッシュフロー)を確保し内部留保が十分な場合等)

③適時適切な情報開示等(例:本決算の報告のほか試算表、資金繰り表等の定期的な開示等)

と記されています。

この企業は、②は該当していませんでした。

債務超過解消したばかりで、内部留保(自己資本比率)は以前低く、代表者保証なしで借りた金額より低い自己資本額でした。

内部留保が不十分でも、会社の状況や見込をキチンと銀行へ説明し続けていれば、代表者保証なしは勝ち取れます。

でも、①、②は必須条件だと思って下さい。私は資金繰り、試算表、今期見込を金融機関へ出させるようにしています。

何故勝ち取れたかというと、1つは複数銀行と競争させる、2つめは業界自体の成長性がありました。

銀行の体力も重要なのですがこれは、銀行の財務内容を見れば分かります。

特に難しくないのですが、代表者保証なしの融資は、金融機関は抵抗してくるので交渉は必要です。

まだまだ、認知度は低いですが、代表者個人を守る代表者保証なしの融資は、積極的に進めて下さい。

 

ガンジス川の沐浴です。ガンジス川の沐浴ですが、私はとても出来ませんでした。

インドに行って、人間の原点を見たと感じました。

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