昨日、とある地銀の方とお話しました。
円滑化法が終了して、金融機関の支援体制が変わったかどうか。
原則、金融庁からのお達しもあり、支援体制は、変わっていません。
でも、変わったものはあります。
事業計画の実現性です。
金融円滑化法の時は、事業計画を出せば、その計画が実現性がなくても、支援の対象でした。
要は、出すことに意義がある。とりあえず、出せば内容問わず、条件変更をするのが、金融円滑化法時の、金融機関の支援体制でした。
今は、計画に実現性があり、計画どおりに実行されているのか、事業が継続できるか。
これを重視しています。
当たり前と言ったら、当たり前です。
でも、世の中、計画どおりにいくことは難しいです。
最低でも、資金繰りの経常収支は、プラスにしなければいけません。経常収支のマイナスの融資は、追い貸しになります。追い貸しは、赤字の補填です。
赤字の補填は、どこの銀行も融資の対象ではありません。止む無く、やっているところは、ありますが。
債務償還年数を最低でも、20年以内。その後は、10年以内にすることが、大事です。
銀行も、金貸しです。キチンと金利を払ってもらい、約束通り、返済してもらわないと、支援できません。
でも、融資課長が言っていたことで、良かった言葉は、円滑化法前は、事業計画、改善計画して下さいと言っても、社長に理解してもらえなかったが、今は、分かってくれるようになりました。と言われていました。
社長は、金融機関がどうすれば支援し続けてくれるのかを、理解しなければなりません。
もう1つ。リーマン前にあった、黒字倒産。
黒字倒産の原因は、資金繰りを考えず、売上重視で、資金繰りを顧みず、行った結果、金融機関からの支援がなくなり、資金がショートして、倒産になることです。ほとんどが、手形でした。
今はあるか。
恐らく、余程のことが無い限り、黒字倒産はありません。
黒字倒産は、金融機関の支援が無くなる時です。
今、金融機関が黒字倒産をさせるか。
出来ないと思います。これは、融資課長も言っていました。
私から言うと、リーマン前より、金融機関の支援体制は、良くなっています。
円滑化法が終了し、金融機関も、社長の本気度を見ています。
金融機関は、本気でがんばり、生き残る意思がある社長を応援します。
私も、本気で頑張っている社長を応援しています。
頑張れ!社長!
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