再生から成長へ

私のホームページでは、ピンチのなどと、再生させることを全面に出していますが、実は最近、ピンチの仕事がほとんどなくなっています。

今は、再生から成長ステージの仕事が多いです。

業績が良くなったのだが、次の展開を考えなければならない。

儲かっているけど、このまま同じことをやり続けている訳にはいかない。

などなど。

儲かっているときに、どんどん新しいことをやる社長もいれば、慎重になって新しいことをやらない社長もいます。

儲かっていなくても、どんどん新しいことをする社長もいますけど。

次の展開を考える時は、会社のヒト、モノ、カネ、情報を見ないといけません。

1つでも欠けてはいけません。

1つでも欠けると失敗の確率が高くなります。

4つの中で、多くの社長が一番、忘れがちで、ないがしろにするものがあります。何でしょう?

ヒト

です。

カネが準備できた、設備も整えられる、さあやるぞ!

とやり始めたら、誰もついてこない、、、、、とか、人選を怠り、社員が全く機能せず。

結局、社長が奔走するため、本業や本店が管理できず、赤字になっていき、資金が悪化。

こんな話はたくさん聞きます。また、相談時には資金ショート寸前で、手遅れのケースも多々あります。

社長が何かやりたいときは、必ず人選の重要性と社員の中でいない場合は補充をお願いしています。

最近は、M&Aの話が良く出ます。同業だったり、他業種だったり。

買うのはお金があれば簡単です。問題は、買った後です。買ったあと事業を継続させることが大変です。

買えば簡単に売上が確保できるとか、事業が拡大するので、何となく会社が大きくなるので、良い方向へ進むだろうとか。社長は安易に考えたりします。

M&Aの失敗は、かなりあります。大企業でも、東芝や最近だと郵政の豪社買収などの失敗がありました。東芝は屋台骨が揺らぐほどの大損失です。

富士ゼロックスは、豪子会社の粉飾、リコーもインドの子会社粉飾がありました。

原因は、現地の社長のマネジメントの問題があります。やはり、ヒトです。

成長ステージへ進むとき、モノ投資だけでなく、ヒトへの投資を忘れずに。

 

ベトナムのとんこつラーメン屋さん。店名はボーイングレストラン。

スタッフのコスチュームは、CAの制服をイメージしているようです。

きっと店主は、飛行機が好きなのでしょうが、とんこつラーメン屋に飛行機のイメージを合わせなくて良いと思います。