財務コンサルタント、中小企業診断士の松田です。
前回も同じような内容を書きましたが、最近、経営者の方に同じ話をする機会があったので、また書きます。
会食した時に、経営者が数字が苦手で、、、、、と言われまました。
決算書の見方がわからない、見てもどう見てよいのか、、、、。
中小企業の会社の数字って、誰が作っていると思いますか?
ほとんど社長です。特に年商5億円未満ぐらいの会社は。
社長が営業してお金もらって、支払って、使ったものをルールどおりに整理整頓しただけです。
社長が整理できなければ、顧問税理士の人たちが、ルールどおりに整理整頓しただけです。
整理棚があって、請求書はこの棚、交際費はこの棚と、請求書や領収書を棚に入れて、集計しているだけです。
数字って難しくもなんともないのです。
社長が散らかした紙をルールどおりにまとめているだけです。
決算書は社長がやってきた経歴書です。
私が初めて会社の数字を見る時は、この会社は何をしているのか、社長はどういう人なのか、社長が何をしてきたのかをイメージしながら見ます。
分析しても数字は面白くありません。流動比率が、、、経常利益率か、、、とかだけ見ても全然面白くないですし、分析結果だけを言うコンサルや税理士がいたら、ちゃんとその企業を見ているのか?と疑問に思います。
正直、分析結果は誰でも言えます。出た数字を簡単な公式に当てはめたのが、分析です。
そんな分析結果だけを聞いているので、余計分からなくなるのです。
自分が気になる数字があるはずなので、そこをまず見ることです。
3年分ぐらいまとめて見ると数字の推移が見えて自分が何をしてきたか分かるはずです。
預金、借入金、代表者借入金、売上、仕入、交際費、営業利益なんでもよいのです。気になるところを見れば良いのです。
預金減っているよね、借入金増えているよね、利益こんだけしかないのか?、この利益で何年で借入返せるのかな?、交際費使い過ぎかな?とか
自分で色々と考えてみることです。
自分でやってきたことを自分で見ることが出来ないって、嫌じゃありませんか?
自分の経歴書は自分で見られるようになると良いですね!
写真はハノイで一番高いビル、ロッテタワーです。
韓国のベトナム投資額は、他の国を退け、ダントツ1位です。
コメントを残す